2025年01月16日

「西尾幹二先生とお別れの会」の御案内

 文学者・思想家として輝かしい業績を残された西尾幹二先生が逝去され(11月1日)、ご遺族、近親者、ならびに氏が主宰された路の会、坦々塾、担当編集者が集まり通夜、葬儀を厳粛に終えました。菩提寺は青山の持法寺で、井伏鱒二、吉行淳之介の墓もある名刹です。
 本葬がおわり喪主西尾未亡人に、友人、編集者、塾生などによる追悼会を催す旨を申し上げ、御承諾をいただきました。直ちに友人、編集者相集い、『西尾幹二さんとお別れの会』実行委員会を立ち上げました。
 ホテルなどで立食パーティをかねたお別れ会が一般的ですが、西尾先生は、ありきたりのホテル会合より講演会形式で、多くの読書人、ファンが参加できる会をのぞまれたであろうと、参加者おひとりおひとりに献花していただき、追悼講演を中心とする偲ぶ会となります。
 開催日は月命日にあたる令和七年二月一日、1300−1530(星陵会館)と決まりました。
 合掌、献花の機会が欲しいという声が強く、また西尾先生には多くの友人知己がおられたので、百名近い先生方に「西尾幹二さんのお別れ会」の発起人をお願いしました。
参加者一人一人が思いを込めて献花し、黙祷のあと、発起人二十数名の追悼挨拶や詩の朗読を行う予定です。
 また参加者芳名録は、翌日に墓前報告式をおこない、その後に遺族へお届けします。

令和六年十二月 「西尾幹二さんとお別れの会」実行委員会


とき    令和七年二月一日 午後一時(1215開場、献花開始)
ところ   星陵会館(千代田区永田町)大ホール
参加費   お一人2000円(資料代、花代として)

●御参加の皆様には珍しい写真や、友人らの寄稿を集めた記念冊子を差し上げます(御欠席で、御芳志を頂ける皆様には後日、郵送します)。
●平服でおみえください
●ご供花、ご供物は辞退申し上げます(遺族の本葬は終わっておりますので)
●完全なリストは当日配布の冊子に掲げます

(発起人、五十音順、敬称略。12月11日現在)
浅岡敬史 荒木田修 石井竜生 井原まなみ 伊藤悠可 井上陽介 植田剛彦 潮匡人 内田博人 江崎道朗 呉善花 大塚海夫 大場一央、小川榮太郎 加藤康子 加藤康男 葛城奈海 川口マーン恵美 加地伸行 柏原竜一 河添恵子 門田隆将 鎌田康男 河内隆弥 唐津隆 北村良和 工藤美代子 倉山満 小山常実 近藤哲司 桜林美佐 佐藤幸一 佐波優子、清水真木 新保祐司 杉原志啓 鈴木隆一 石平 仙頭寿顕 高市早苗 田中英道 高池勝彦 高橋史朗 高森明勅 高山正之 田中秀雄 田村秀男 田母神俊雄 立林昭彦 堤 堯 富岡幸一郎 中沢直樹 中西輝政、中村彰彦 西村幸祐 西村真悟 長谷川三千子 花田紀凱 浜崎洋介 坂東忠信 樋泉克夫 平山周吉 福井雄三 福井義高 藤井厳喜 福田 逸 東中野修道 福島香織 藤岡信勝 古田博司 ペマ・ギャルポ 松木國俊 松本徹 馬渕睦夫 宮脇淳子 水島総 三浦小太郎 三好範英 三輪和雄 村松英子 室谷克実 茂木弘道  諸橋茂一 元谷外志雄 山口洋一 山下英次 山下善明 山田宏 楊海英 横久保義洋、吉田信行 渡邉哲也 渡辺惣樹 渡辺利夫 渡辺 望 

(実行委員会幹事)浅野正美、力石幸一、宮崎正弘、湯原法史

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<プログラム>
(BGM ブラームス ピアノ協奏曲二番)

 1215 開場、献花開始(二階ホール入り口)
      (司会 葛城奈海)
 1300 開会宣言(司会者)黙とう
 1303 発起人を代表して(藤岡信勝)。
      追悼挨拶    (高市早苗)
 1320 御挨拶     (産経新聞会長)
 1330 基調講演 業績など(門田隆将)
 1340 名文箇所を朗読  (佐波優子)
 1400 路の会を代表して (大塚海夫)
      坦々塾生を代表して(渡辺 望)
 ──休憩(10分)
1430 (追悼挨拶)田中英道、加藤康子、富岡幸一郎、小川栄太郎、長谷川三千子、宮脇淳子、藤井厳喜、西村幸祐,高山正之ほか。 
★日本人として(石平、呉善花 ペマ・ギャルポ)
★海外から駆けつけました(渡辺惣樹、川口マーン恵美)
1535 御遺族からメッセージ 力石幸一(代読)
1540 閉会の辞  水島総
1545 終了
●このプログラム案は予告なく変更されることがあります
●どなたでも予約なしで御参加いただけます
posted by 三島研事務局 at 10:00| 追悼

2024年11月27日

「三島由紀夫生誕百年 記念のつどい」のお知らせ


 文豪三島由紀夫、来年1月14日、生誕百年を迎えます。
 下記の要領にて『百年のつどい』を開催します

「三島由紀夫生誕百年 記念のつどい」
「MISHIMAの世界、四つの河」(仮題)

とき  令和7年(2025年)1月14日(文豪の百歳誕生日)
    午後二時〜四時半
ところ 星陵会館(千代田区永田町)

(プログラム)
「書物の河」文藝評論家    冨岡幸一郎
「行動の河」実業家・著述家  執行草舟
「肉体の河」三島文学館館長  佐藤秀明
「芝居の河」女優       村松英子
      演出家      宮本亜門
挨拶    前三島文学館館長 松本 徹
総合司会           村松えり

発起人総代 村松英子
発起人   桜井秀勲、佐藤秀明、執行草舟、富岡幸一郎、中村彰彦
      野村万蔵、松本徹、黛りんたろう
主催    「三島由紀夫生誕百年記念のつどい」実行委員会
協賛    サロン劇場、山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
後援    ワック

どなたでも予約なしで御参加いただけます(会場分担金@2000円です)
お問い合わせは「三島由紀夫研究会事務局」まで
TEL 080-9668-2792
FAX 03-6380-5207
posted by 三島研事務局 at 13:56| お知らせ

2021年12月01日

加古川の三島由紀夫顕彰碑を訪ねて


京都在住会員 壺坂久紀

 過日、兵庫県加古川市に出かけてきました。

三島ファンなら周知の事実でしょうが、三島先生の祖父にあたる平岡定太郎(樺太庁長官)の出身地であり、三島の本籍地であり、ここで本名の「平岡公威」として、兵隊検査を受けたのです。

三島由紀夫の家系は幕臣だった永井玄蕃に繋がりますが、祖母には水戸藩の血が、そして母親には加賀藩儒者の血が受け継がれています。

三島先生は新撰組の慰霊祭に花輪を出すほどコ川贔屓の一面がありました。

写真のAは、兵隊検査のあった役所跡(残存しておりました)。

加古川市立加古川図書館 元公会堂


Bに映った松の木の下が検査場(野外でした)。

松の木の下 徴兵検査会場


また加古川市志方町には地元有志によって建てられた「三島由紀夫顕彰碑」(C)が聳えるかのように建立されております。

三島由紀夫先生 慰霊の碑


石碑には業績ならびに最後の「檄文」が紹介されております(D)。

三島由紀夫 激文


関西にあって、加古川は近くて遠い場所ですが、慰霊碑で合掌して参りました。

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2021年03月14日

隠し文学館花ざかりの森でよみがえる三島由紀夫展が開催中


憂国忌発起人でもある杉田欣次氏が主催する隠し文学館花ざかりの森(富山市)において「三島由紀夫の読書と創作の変遷展」が以下の通り開催されていますのでご紹介します。

開館日時  令和3年2月27日(土)〜3月21日(日)
開館時間  午前10時から午後5時
入館料   一般5百円、学生3百円
休館日   毎週月曜日
場所    富山県富山市向新庄町2丁目4番65号
TEL   文学館  076−413−6636 
      杉田氏宅 076−451−7770
携帯   090−8090−2686
Eメール  sugita-hanazakari@samba.ocn.ne.jp


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